絵本の効果とは

絵本選びのポイント

①愛着形成、②読書習慣、③言語化能力、④思いやり

主婦の友社から出版した絵本作家が解説します

親子の愛着を形成する

親が膝に乗せてくれる。

自分にだけ構ってくれる。

それがまず子どもにとっては嬉しいことです。

本が好きな子になるかも

文字を教えるというより、

読書って楽しいんだな、と思って貰えることを優先してください。

そのほうが読書習慣のある子に成長する可能性が高くなります。

私の母は幼稚園教諭でしたが、

小学生くらいになると、

母は本屋に連れて行ってくれて、

真面目な本を1冊買うから、

好きな本も1冊選んでいいよ、

両方読んでね、と言ってくれました。

無理やり読まされる感じはしませんでした。

夏休みなど、長期の休みがある時は、本を買って貰えました。

子ども向けの雑誌も与えてもらっていたので、

読書は楽しいという思い出になりました。

読書に慣れると、いちいちセミナーに高いお金を払わなくても、

本で調べて解決できるので、

大人になってから少額で、時代に合わせて知識をアップデートできます。

語彙が増えるきっかけに

「やばい」「キモい」「死ね」しか語彙の無い若者も多いです。

言語化能力が無いとイライラしたら殴るということにもつながります。

何が嫌なのか、どうして欲しかったのか、

説明できるようになるには、まず語彙が必要です。

語彙学習のスタートラインとして絵本は最適です。

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メタ認知が思いやりに育っていく

メタ認知とは客観視のことです。

兄弟が喧嘩したとして、

その様子を動物のパペットで再現したら、

小さい子でも、どうすべきだったのか気づけることがあります。

そういう想像力が社会性や共感できる感性につながります。

自分と違う立場の人の気持ちを想像するのにも

物語は役に立ちます。

高校生までは大差ない子どもたちの環境も、

大人になると、結婚しているかどうか、

子どもがいるかどうか、

実家の支援があるかどうか、

経済力や生きがいの有無など、

気を使うポイントが増えていきます。

絵本は子ども、漫画は中高生の目線です。

小説や映画となると、もっと多様な立場に広がり、

共感はしづらくなるのですが、

違う生き方の人に余計なことを言わない思いやりを学ぶことができます。

そこへ進んでいくステップとして

まず絵本で物語に親しんで、

少しずつ他者への想像力を育てていきましょう。

読書しないなら、街へ繰り出して、

いろいろな人と出会って話せるようにしてあげる必要があります。

読書の方が安全に視野を広げることができるのです。

大人になったら仕事に家事に育児に忙しくなります。

学生時代に小説や映画を楽しめる子に育っていってくれたらと思います。

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