主婦の友社から出版した絵本作家がおすすめする、基本的生活習慣のおすすめ絵本を、年齢別、テーマ別に紹介します。
基本的生活習慣の絵本の魅力
日本の絵本界はお説教くさくない
日本の絵本は、海外と比べてお説教くさくないものが多いのです。
欧米はキリスト教の教えを入れるとか、
中国だったら伝統的な雰囲気を入れた方が良いとか、
傾向があります。
日本では海外の絵本も翻訳されていますが、
のびのびした作風が好まれる自由な国です。
楽しい雰囲気で成長を促すことができます。
親子の愛着形成にも
子どもを膝に乗せたりして、スキンシップをとりながら、
子どもだけに構ってあげる時間は、子どもにとって幸せなものです。
本来、日本の絵本界では、子どもの絵本はおめでたいもので良いとされています。
のびのびとした子どもの気分に寄り添う、
メッセージ性の強くない絵本でいいのです。
でも、たまにはしつけのための絵本を混ぜても、
きっと大好きな大人の読み聞かせなら、
喜んでくれるはず。
絵の魅力
絵本は、子どもが初めて触れる美術館のようなもの。
上質な絵の絵本に触れるのは、美意識を磨いてくれます。
誰も見ていないのに悪いことをしない大人に育つ人はどんな人でしょうか?
法律だけでは、バレないなら守らない人もいます。
宗教で道徳を守らすことができない時代に、
美意識のある人は美しくない振る舞いをしたくないと願うものです。
それが顔の表情の品の良さにもつながっていくでしょう。
年齢別の生活習慣の絵本の紹介
2歳向けの生活習慣の絵本
はけたよはけたよ
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はけたよはけたよ [ 神沢利子 ]
たつくんは、肩足立ちでパンツがはけません。
そのまま外に行くと、動物たちがしっぽを自慢してきました。
たつくんのおしりはしっぽがなく、動物たちに笑われてしまいました。
家に帰ると、お母さんがミシンでズボンを作ってくれていました。
座りながらパンツを履くと履けました。
ズボンも履いて、今度は動物たちが、ズボンを羨ましがったのです。
おやすみなさいどうぶつたち
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おやすみなさい どうぶつたち [ ケイト・プレンダーガスト ]
いろいろな動物の眠る時の姿を見ていきます。
作者は動物の絵を描くのが好きな人なのだそうです。
だからこそキャラクターではない動物なのですが、
それでもイラストとして魅力が成立していて、
うまいだけのイラストではありません。
おはようおやすみぼくのせかい
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おはよう おやすみ ぼくの せかい (児童図書館・絵本の部屋) [ ローレン・ロング ]
いろいろな動物におはようとおやすみの挨拶を言っていきます。
作者は古典絵本の世界で有名なマーガレット・ワイズ・ブラウンです。
2歳から楽しめます。
本格的な理解は3歳以降かもしれません。
3歳向けの生活習慣の絵本
おやすみなさいフランシス
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おやすみなさい フランシス (世界傑作絵本シリーズ) [ ラッセル・ホーバン ]
主人公のフランシスは、なかなか寝ません。
子育て経験者からは「子どもあるある」「リアル」として
共感されやすい絵本です。
ひたすら眠るまで、あーだこーだ言っている絵本です。
ある意味子どもに寄り添った絵本。
にんじんさんがあかいわけ
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にんじんさんがあかいわけ (あかちゃんのむかしむかし) [ 松谷 みよ子 ]
ごぼうさんは、お風呂が熱くて、すぐに出てしまったから、泥だらけ。
にんじんさんは、熱いお湯を我慢したから、真っ赤っか。
大根さんは、水で薄めて、長く入ったから、真っ白。
お風呂への興味が持てるかもしれない絵本です。
おるすばん
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おるすばん (こどものとも絵本) [ 森洋子 ]
お留守番中のファンタジー。
不安な気持ちが、動き出す家の中の道具に反映されているかのようです。
最後はお母さんが帰ってきて安心。
4歳向けの生活習慣の絵本
おやすみ、ぼく
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おやすみ、ぼく(新版) [ アンドリュー・ダッド ]
自分の体のパーツの一つ一つに、
おやすみを言っていきます。
瞑想のようなリラックス絵本。
はじめてのおるすばん
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はじめてのおるすばん (母と子の絵本) [ 清水道尾(1933-) ]
はじめてのお留守番中、
郵便屋さんが来たり、
でも何が何だか分からなくて、怖い思いをしたり。
最後にはお母さんがプリンをくれました。
おでかけのまえに
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おでかけのまえに (幼児絵本シリーズ) [ 筒井頼子 ]
ピクニックに行く朝が来ました。
お手伝いするつもりが、親の仕事を増やしてしまってばかりの主人公。
愛されてるな〜と感じて微笑ましい。
子どもはおでかけの準備を客観視できるのではないかと思います。
絵本選びに疲れたら
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子どもの個性もヒアリングしてくれます。
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